1年の計は・・・

Fortune Tarot

師走ですね、年末ですね。もう幾つ寝ると、御正月です。御正月には凧を揚げて、独楽を回して遊びましょう。そして新年と言えば、目標設定です。1年の初めに、今年の目標を決められる方って多いですよね。その目標の内容は、何で在れそんなに問題は無いでしょう。でもその決め方が、問題だったりします。世には、誤った目標設定の決め方が溢れてます。そんな誤った決め方で今年の目標を決めても、目標の内容が何で在れその目標が達成される事は難しいでしょうね。

そもそも、目標なんて設定しちゃいけません。設定するなら、目的です。でも目的設定というと、ちょっと語呂が悪いかもしれませんね。目標は、ゴールとも言い換えれます。ゴール設定なら、語呂も悪くないですし意味も通ります。目標は、標です。標識の、標ですね。目的は、的です。的は、解りますよね。ゴールも、解りますよね。

そもそもですよ、私達は今まで生きてきてどれだけの数の目標を設定してきたでしょうか。そしてその中で、達成した目標はどれ位でしょうか。殆どの人は達成した目標より達成しなかった目標の方が、圧倒的に多いのではないでしょうか。だから私達の脳は、目標と聞いた時点で私達に力を貸してくれません。初めから、諦めモードという訳です。

でも、目的は違います。用を足したいと考えて、用を足せなかった事って在りますでしょうか。まぁ稀に在るかもしれませんが、殆ど在りませんよね。これが、目的なんです。つまり目的とは、必ず達成できるものなんです。少なくとも脳は、そう考えて私達に力を貸してくれます。それも、殆ど努力や根性は要りません。場合に縁っては、全く努力や根性を使わずに達成できます。それが、目的ですね。

例えば、北海道に行きたいとします。北海道に行くというのは、目標です。でも行動には、目的が必ず要ります。旅行の為か仕事の為か、それが目的です。そして目標と目的を叶え、どんな気分に成るか。若しくはどんな感情を味わうかという、その情動がゴールです。つまり目標は、目に見えるものです。そして目的とゴールは目に見えぬもの、そして私達が見たいものです。別の例えを使うなら、北海道に行きたいとします。そして北海道まで、車で向かってるとします。すると『北海道まで後◯◯km』と書かれた、看板が見えてきました。この看板=標識が、目標です。という事は、北海道その物が目的ですね。

という訳で大前提として、私達が設定すべきは目標でなく目的かゴールなんですね。じゃあ、正しいゴール設定について書きますね。

よく『目標設定は具体的に決めよ』的な事を、耳にします。でも、具体的に決めてはいけません。具体的に決めてはいけないという事は、細かい数字なんてのも決めてはいけませんね。そして期限も決めてはいけませんし、そこから逆算した様なステップバイステップ的な事も決めてはいけません。ゴールは、考えただけでも震えちゃう様な事を決めねば成りません。若しくは、やり方が解らなくて不安に襲われたり途方に暮れちゃう様なゴールを設定せねば成りません。

ゴール設定には、幾つかのルールが在ります。その1つに『ゴールは現状の外側に設定せよ』という、ルールが在ります。むしろ現状の内側に在るゴールは、ゴールとは呼びません。それは、理想的な現状と言います。現状の外側に在る様なゴールに対して、今の時点で具体的な事が解っちゃう訳なんて無いはずなんです。むしろ具体的な事が解っちゃう様なら、それはゴールではなく理想的な現状でしょう。

例えば、三井住友銀行の銀行員が三井住友銀行の頭取に成るというのはゴールには成りません。三井住友銀行の銀行員が三井住友銀行の頭取に成るというのは、確率や努力の問題です。それはゴールではなく、理想的な現状です。でも、三井住友銀行の銀行員が東京三菱UFJ銀行の頭取に成るというのはゴールに成ります。三井住友銀行の銀行員が東京三菱UFJ銀行の頭取に成る為には、構造的に大きな変化を自らに加えねば成りません。別の例えをするなら、法律を換えない限りその世界は何も変わらないという事です。

人の脳は、現状を維持しようとします。だからこそ私達の体温や心拍は、外界の環境が変化しても概ね一定に保たれてるんです。でもこの現状維持システムが在るが故に、なかなか人は変われないんですね。ゴールではなく理想的な現状を達成したいと考えた所で、私達の脳は私達に力を貸してはくれません。理想的だろうと理想的でなかろうと、現状は現状です。むしろ逆に私達の脳は、理想的な現状でなく今の現状を維持する為に力を使うでしょうね。

でも私達は、現状から出なければ成らないんです。現状から出なければ、私達は奴隷と何も変わりません。古の世に、魚が水の中という現状から出て陸に上がってくれなければ魚は進化しなかったんです。だから私達は、現状から出なければ成らないんですね。

幼い頃からスピリチュアルに興味と関心を持ち、多くの師に仕えつつ学びを深める。 未だ学びの途中ながら、その学びはスピリチュアルの枠を超え多岐に渡った。その知識や能力をアウトプットする場として、祓師という職を選ぶに至る。 クライアントの心に寄り添い、明日への元気が出てくる様な施術を行う。

コメント

No Comments

Be the first to start a conversation

Leave a Reply

  • (will not be published)